ECとは、一言で説明すると "オンライン上で商品やサービスを売買すること" です。みなさんがよく知るもので見ると "Amazon" などが代表的なECだと思います。
物理的な物をオンライン上で売買することがECだと、勘違いされることがありますがそうではありません。Amazonは物理的な商品だけを扱っているサイトではないですよね。物理的な商品以外にも、電子書籍や映画、アニメなどの動画も扱っています。こういった物理的な商品以外の商品やサービス全般をオンライン上で売買することをECと言います。
では、ECはどのように誕生してきたのでしょうか?
それは、商品やサービスの売買がどのように変化を見ていけばわかります。
はじめは通信機器等があまり流通していない時代、事業者は"実店舗"を持って商品を販売する必要がありました。しかし、携帯電話などの通信機器が普及しだしてたくさんの電話をさばけるようになってきた時、カタログなどを消費者が閲覧し、解体商品を電話などで注文する "通信販売"が誕生しました。その後、インターネットがたくさんの人々に普及しだしてから、 オンラインWeb上で商品を選んでそのまま注文でできる "ECサイト" が誕生しました。
このように、商品の売買は時代とともに変化してきましたが、どの販売形態も今も消えずに残っています。それは、どの販売形態もメリットやデメリットがあるからです。
ECは今、たくさんの個人や事業者が参入し大抵のものはオンラインで買える世の中になってきています。そこまでECの世界が大きくなっていった理由は、実店舗販売などにはないメリットが消費者にも事業者にもあったからなんです。
具体的に何かというと、消費者のメリットは店舗まで行かなくてもサイト上の少ない操作で商品が注文でき家まで配達してくれる、という点が大きいです。現在コロナという状況もあり、外出せずにオンライン上だけで商品を買うことができるという点はとても大きなメリットになります。
一方デメリットとして、オンラインだからこそ本当に商品が届くのかどうかであったり、店員の顔が見えない不安があります。大手ECでは皆が使っているという安心があると思いますが、自社でECをはじめた場合や海外のECを利用した場合は特にこういった不安が大きく影響されます。
しかし、こういった不安を解決するような仕組みも進化しています。具体的には、オンライン上でチャットができる "ライブチャット" や実店舗やオンラインECなど複数の販売経路を用意し、そこですべての情報を共有するような "オムニチャネル"といったものです。
業者側のメリットは、店舗を持たずにビジネスの展開ができることで小規模であれば初期費用が抑えられるという点であったり、顧客の個人情報や購買情報を細かに分析し、適切な利用者に適切な広告や商品を紹介することで、販売効率や利益を上げることができるという点です。
しかし、こういったメリット・デメリットはECをの種類によって分けることができます。
ECには大きく2種類にわけることができます。
1つ目は "自社型EC" です。
自社型ECとは、自社でECサイトを構築し管理するタイプのことです。
ECサイトの構築やシステムやセキュリティを管理する必要がありますが、パッケージ等を利用することで運用保守やセキュリティ対策をシステム提供元に管理を任せられる場合もあります。
自社型ECのメリットとしては、ECサイトに独自性を出せることでブランディングが行いやすいという点があります。これにより、ブランドにファンがついてリピーターが増えたり、価格競争に巻き込まれなくなります。
しかし、自社でサイトの構築や運用などパッケージを利用したりすることで、手間やコストが増えてしまうというデメリットがあります。
2つ目は "モール型EC" です。
モール型ECとはAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトに商品を販売することです。
これは、利用手数料などの費用はかかりますが、自社サイトを作成する必要がなく、ランニングコストや初期費用も自社で運用するよりも安く済み、比較的簡単にECを始めることができます。
一方で、モール側の規則やイベントに縛られるため独自性を出しにくくブランディングができなかったり、顧客のデータを取得できずうまくマーケティングに利用できなかったりします。
そのため、どのようなECを目指したいかによってECの種類を分けることが大切でしょう。
スマートフォンが年齢層を問わずに幅広く普及したことや、コロナによって外出の自粛があったりという影響でECのニーズはますます高くなっています。
そういったニーズに合わせるように、ECサイトを開設するためのパッケージシステムやプラットフォームも増えてきて、手軽にECを始められるようになりました。しかしEC事業を始めるにあたって、どのようなECにしたいのかというビジョンを明確にしていくことが、EC事業の売上を伸ばすことに繋がっていきます。
最近は、取得したデータの分析手法や機能がどんどん進化してきているので、そういった分析を行うことでターゲットを絞った商品展開やブランディングを行い集客と売上の向上に繋げていくことができるでしょう。
以上が、わたしが調べたECのまとめです!
いかがだったでしょうか?
次はグローバルECや越境ECにも調べる機会があると思うので、そちらも記事にしていきますね。